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映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ 感想

すみっコぐらしはキャラの設定とか脇キャラがなんとなくわかる、ぐらいの知識。
そんなに詳しいわけではない。
過去2作は見てる。

しろくまの母と双子のきょうだい初めて見た。毛がモコモコしてる…!しろくまは毛が短いから寒がりなのかーと納得した。
・ぺんぎん(本物)どこ行った?
・偶然工場に行った翌日に突然勧誘…というかお迎えが来るの怖い。
・それすみっコたち承諾してないよね?と思ってるのにあれよあれよという間に工場で働くことになってるのが怖い。しかも2週目特典社員証て、いつ社員になったんですか…?
・住処と食べ物提供…怖い。
・褒めて「おもちゃ作ってみない?」みたいな誘い文句だったのにノルマがある。
・日々増えるノルマ。日々決められるMVP。生産数推移のグラフが停滞すると増やされるノルマ。
・これガチの労働だ…なんでこんなに強制的に働かされているのかわからない。労働契約もしてないのに…。
・朝からラジオ体操 工場あるあるすぎる。
・とにかく労働の描写が現実的で精神がキツイ。なぜすみっコ映画でこんな気持ちに…。
・事故が起きてるのにひたすら持ち場に戻って生産を指示してるのも怖い。
・みにっコ出荷事故→町の様子を知れるところ、みにっコにも活躍パートがあって嬉しい。
しろくま、北から逃げるとき家族に何も言わなかったんだな…。でも大事なぬいぐるみ送ってくれる関係。
・工場に襲われるシーン、ハードでびっくりした。こんなに明確にすみっコがピンチになるシーンは過去作には無い。作画もすごく動く。
・ぺんぎん(本物)ともぐら!
・危険だとわかっていても泣いている子を放っておけないすみっコたちは優しい。やっぱり優しさの映画だと思う。
・工場が打ち捨てられてしまった理由、特別な出来事があったわけではなくだんだん廃れてしまって…なのがリアルな描き方だ。
・と同時に、そういう理由だから焦って必死に生産数を上げようとしていたんだなと気付く。
・何度も差しはさまれる幼少期のしろくまがきょうだいと一緒にツギハギのくまぬいぐるみを大事にしていたり、それを母が修復するエピソード。
  実はくま工場長(と同じラインのぬいぐるみ)だったことが明かされ、「壊れても捨てずに大事にしているよ」という回収の仕方と優しさがよかった。
・本来の役目を果たせなくなってしまったものは捨てられてしまうのか?という命題に対し、工場が人を笑顔にする目的で生産していたぬいぐるみを大事にしているしろくまという巡り合わせが素敵でした。
・過去の悲しい事情のせいで暴走してしまったが、本来の姿は…→これプリキュア映画の敵でよく見るフォーマットだ。
・毎度のことながらエンドロール本当に良い~~!!工場の再就職探し!この優しさが毎回好きだ。
・あげもの?衣ついてるのとか電車になってるのかわいい。喫茶すみっコの従業員になろうとしてるのもまめマスターたちが困っていて良かった。
・映画館になるという結末…!「みんなを笑顔にできる場所」になったのがすっごく良かった。本当に良かった…。さらなる巡り。
・違う形でみんなを楽しませる次の人生が始まっていてよかったね…happy end!
・エンドロールのあとの仕掛けも良かった!

 

後半、工場の事情がわかるあたりからベロベロに泣いてました。面白かった!
見終えてから、キービジュ2種を見返すととても良い。どちらもちゃんと「工場」が真ん中にいるんだな。