オタク長文・ログ

オタクのチラシの裏。書いてる人 わらびもち

宝塚の逆転裁判を見た

宝塚歌劇団の「逆転裁判-蘇る真実」のDVDをお借りしたので見ました!
雑な感想日記。

登場人物名が英語版だったり、オリジナル色が濃くてなるほどくんのラブロマンス話であるという情報は知っていた。
日本人名で書きます。レオナだけはモデルの巴さんとの剥離があまりに大きくて巴さんと思えずレオナと呼びます。

かなりオリジナルの割合が大きいけど、逆転裁判1-5こと「蘇る逆転」をベースに、それ以外の話からもできるだけたくさん詰め込んでいるなと思った。
5月入ってから逆裁1をプレイし直していて今1-5の途中だからゲームの記憶はかなり鮮明。

髪型やビジュアル含めて本人じゃん!て思った人→御剣、ナツミさん、矢張。
特に矢張は初登場の事務所シーンで、ゲームの立ち絵の袖ブラブラさせるやつやってて感動した。
真宵ちゃんは無邪気で可愛かったけど、正式な助手になってるし矢張が本格的に口説いたりしてたので、20代かなと思った。

ゴドーさん絵のマグカップとか事務所のテレビ前のフィギュアとか、矢張のタイホくんTとか、グッズやたら使ってくれてるのもオタクは嬉しかった。
あとBGM、聞きなれたゲームのBGMが聞きなれないアレンジで流れていてとても良かったです。

最後の真犯人判明の過程はかなり逆転裁判ぽいなと感じた!
一方全部バレた瞬間「犯行に及んだのは権力に取り憑かれてたせいだった」を理由に善人ムーブするのが逆転裁判ぽくなさすぎて、ここは宝塚ナイズドなのかもしれん。

【2023/5/25 追記】

昨日ゲームの1-5クリアしたから気付いたんだけど、ここで成歩堂と御剣に対して「この2人がいるから大丈夫…」みたいなこと言うのはゲームの真犯人台詞からだったのね!

いやでもゲームの方とはキャラも状況も違うからなんか浮いてたんだな…。唐突だった。

あとレオナと巴さんの真犯人に協力する経緯、事件における妹の役割は完全に同じだったね。1-5の記憶が薄すぎて見た時は気付かなかったー。

【追記おわり】

 

みんなで歌って踊るところ楽しい!
当然だけど全員歌が上手い。なるほどくんと御剣のデュエットめちゃくちゃ綺麗で良かった。

レオナの「被告人は犯行を認めています!」は1-5の巴さんと同じ。
本人が認めてるのに強引になるほどくんが弁護を引き受けた理由は、1-5では茜ちゃんなんだけど、今作ではなるほどくん本人がレオナの無実を信じているからだった。
この態度は完全に1-4の御剣怜侍の「悪夢」に対するそれなので、めちゃくちゃなるほどくんぽいな~と思った。
あと詳細忘れたんだけど、裁判中イトノコ刑事にわりと失礼なツッコミ入れててなるほどくんぽかった。

 

以下ツッコミどころ。
1-5から流用の地下駐車場画像、今作脚本では触れられないクソデカの「A」が目立ちすぎている(ゲームでは駐車場はAとBの区画に金網で仕切られていて~という話になる)
オマージュしたいのはわかるが、そもそも遺体を地下駐車場まで移動する意味が無さそうだったな…。
学級裁判の回想シーンでゲームの幼少期イラストが出てきたけど、見慣れたやつと思いきやなるほどくんの服が変わっとる!御剣の服と合わせて制服って表現なのかな。
さらに突然レオナ幼少期が生えてきたうえに矢張が抹消されていて笑ってしまいました。幼馴染トリオもレオナにすり替わっており、矢張は特別仲良くも無く給食費盗んだだけのクラスメイトに…。

あと、裁判後の御剣との会話で「苦手なんだ、世間話…」が使われててびっくりした。1-3の裁判後の会話だ!
ただ、ゲームだと法廷以外での初めての直接会話シーンなんだけど
今作では真宵ちゃんに敵扱いされながらも普通に事務所に会いに来る間柄なので、味がだいぶ違った。
ゲームを知ってる分、今作時点での2人の関係が謎だった。大人になってから打ち解けてるようで打ち解けてなさそう。


全体的に、がんばって色々拾ってくれている!!という印象。面白かったです!

でもオリジナル話ならもっと思い切ってオリジナルに振ってもいいんじゃないのかな~と思わなくもなかった。個人の好みの話。

私はゲーム側からの摺合せばかり気にしちゃうけど、宝塚に詳しければ宝塚にとって必要な部分ももっとわかったんだろうなぁ。

 

夏には大逆転の宝塚がある。
脚本同じ人だし多分大逆転も相当オリジナル入るんだろうな。
公式のあらすじ読むと龍ノ介が弁護士を目指すことが大前提で亜双義は出てこないかなと思ったけど、1作目を見たらどうにかこうにかねじ込まれてそうだなと思い直した。

遠征厳しいから横浜だけ狙ってるけど、梅田の激戦見るにかなり厳しそう。徳を積むしかない。