オタク長文・ログ

オタクのチラシの裏。書いてる人 わらびもち

映画見に行った日記

急に子持ち自我の日記。

https://warabimochi333.hatenablog.com/entry/2023/11/08/234654

こっちのエントリに書いたとおり私個人はすごく楽しく見たんだけど、連れていった5歳娘の感想は「怖かった」。
鑑賞中泣いてしまった。

 

元々暗い映像や大きな音が苦手で、工場に襲われるシーンが本気で怖かったみたい。
あとしろくまが工場に取り残されるところとか。
「工場が捨てられちゃうところがかわいそうだった」とも言っていた。

3歳ぐらいの時に配信で見た「ひみつのコ」映画ですみっコにドハマりし、過去2作は繰り返し見まくっている。
ここ最近はポケモンに押され気味だけど、一時期は脳の8割すみっコぐらしでできていた。
この映画も何カ月も前から見に行くのを楽しみにしていて、これが娘にとって映画館デビューだった。
その結果が「怖かった」になってしまい……期待も大きかった分、かわいそうなことをしてしまった。ミスったな~~~!


すみっコぐらし映画にあのシーンがあることについては批判する気は無い。
すみっコは未就学児も見るけど大人もターゲットで、アンパンマンみたいな子供向けではない。
テーマとしては、1作目から続いているのと根底は同じだなと思う。
ただ今回「明確なピンチ」「ハードな画面と音」が追加要素だった。
過去2作は優しい世界・優しい画面で作られていたけど、同じテーマを維持しながら次を作るなら、こういう盛り上げ要素は追加せざるを得なくなるかも。
メインターゲットが子供なら客層は入れ替わるけどすみっコはそうじゃないし。ゆるい場面だけで新鮮な山場を作り続けるのは無理があるのかな…と思う。

それに、メインターゲットが未就学児であるプリキュア映画もあのぐらいの描写はある。
なんだったら年によってはめちゃくちゃハードな時もある(ドキプリ映画とか…)。
でもプリキュア映画って絶対に「怖い敵」「プリキュアのピンチ」「戦う」シーンがあることが事前にわかっている。
なんならテレビシリーズを見ていればそれらに多少は慣れる。
でもすみっコにその構えが必要だったのはまったく予想外で、娘を怖がらせてしまった我々にとっても結構ショックな出来事になってしまった。

すみっコ映画のピンチシーン自体は大人が見れば全然怖くはない。
けど、そういうの苦手な子供って「画面が暗い」とか「音が大きい」だけですごく怖がってしまう。
まほプリ映画(わりと明るい作品だと思う)の敵の姿シーンでもお子様の鳴き声が聞こえてきて、「これで!?」ってびっくりしたのを思い出した。
(これは私が子持ちになる前に見に行ったときの記憶で、娘はこれまでプリキュアに興味がなくテレビも映画も見てない)
Twitter検索しててもやっぱり4~6歳ぐらいで怖がったり泣いてしまった子は見かける。苦手じゃない子や慣れてる子は全然平気だと思うけど。


娘は翌日も思い出しては「映画怖かったな…」と話していて、申し訳なくなった。
でも過去作見てて今回はあんなシーンあるなんて予想できねーよと思うし、もし事前に情報知ってたとしてもすみっコ映画自体はめちゃくちゃ楽しみにしてるから見に行かない選択もなかなかできない。
どうすればよかったのか正解がわからん。難しい。

映画が怖かった話をされたら、楽しかったり可愛かったシーンの話をするようにはしている。
怖がる一方で、話を理解して楽しんだ様子も見受けられていて、保育園で経験した行事になぞらえて「これってあれと同じ感じなのかな」みたいなことを話してくれたりして、もうこういうことも考えられるんだな…という感慨はある。

「ふと見た映画に怖いシーンがあってトラウマになった」は経験として珍しくないし、娘の人生の一部と思うしかないんだろうけど、ずっとめちゃくちゃ楽しみにしていたのがこの結果ですごくかわいそうとか、私も終わった後楽しく映画の話したかったのにという無念さがあり、なかなか割り切れない。
回避不能のどうしようもない事故に遭ってしまったという感じ。時間が解決してくれるとは思うんだけど。
楽しい映画館デビューにしたかったけど失敗に終わったな…という話でした。

帰宅後、テレビ放送の「そらいろのまいにち」は楽しく見た!