オタク長文・ログ

オタクのチラシの裏。書いてる人 わらびもち

Blessing Garden Wedding 感想文

20190624

 

5人ユニットの中の1:1の関係をこんなに丁寧に描いてくれてすごい。ありがとう。
それぞれに年月の積み重ねが感じられて良い〜

夏来と旬は一番大事な幼馴染なのは変わらないんだけど、世界が広がった結果、お互いに知らない話も発生するっていう関係の進展。
夏来と春名は出会ったのは高2になってからだけど秘密を打ち明けあう関係に距離が縮まった。
どちらもそれぞれ違う形で良い関係だなと思った。

■夏来と春名
穏やかな縁の下の力持ちコンビだなと思う。
周りをよく見ている気遣い屋というところは似てるんだけど春名は他人を優先して自分の気持ちを後回しにしがち。
夏来はわりと素直に自分の気持ちを出すからそこが大きな違いだなと思う。
そういう夏来の性格がわかってたのと以前に秘密を打ち明けられてたってことが合わさって、ようやく自分の気持ちを出そうと思えたのかな。
春名のそういう部分を掬える夏来がリズム隊として隣にいてよかった。

今回のイベストは周りをよく見てる夏来の性格もよく出ていてその結果の春名への気づきがあって、春名は本心をごまかす描写もすごく多くて、そういういつもの二人の様子があったうえでこれまでの経緯での距離の変化もあり
春名が言うことを決意する・話す・夏来はそれを受け止める
という流れが美しくて、じっくり間を取りながら丁寧に書いてくれてなんだこれすごいと思った。

母子家庭と聞いた夏来が家族の形はそれぞれって自然に受けとめるのもすごいよかった。
事実をポンと受け取るだけの感じが話した側は楽に感じたと思う。

夏来は旬が父子家庭なの知ってるから受け止める土壌ができてる子ではあるんだけど、それが無くても自然に受け止めたんじゃないかなー
(実際春名はそれを知らなくても話せると判断したし)

家庭の事情って隠してるわけじゃなくても
機会がなければわざわざ話さないじゃんていうのがマリンライブ含めこのへんめちゃリアルで好き

■夏来と旬
旬の態度もある意味素直でよかった。
自分の一番近くにいると思っていた夏来が
他の人との秘密を共有していることに対して
寂しいと感じるのは当然で、でも知らないことがあってもいいんだという納得もある。
けど本人に聞かずにもいれないのが素直だなっていうのと直接ぶつけられるぐらいの信頼を感じられてよかった。
秘密の発生が信頼を感じさせる関係ってすごい。
自分だって秘密あるしってやり返してるのも
負けず嫌い出ててよかった。

■春名の家
母親が苦労してるのを見ているから覚悟を問いたいってことは母親の苦労は父親の覚悟のなさが原因だと思ってるのかな。
父親不在の理由はわからないけど死別じゃなくて離別なんだろうな。亡くなっちゃった人に対してそういう発想は出なそう。
父どんな人かわからんけど少なくとも養育費は払ってくれてなさそう…


春名の気持ちから出た歌詞をみんなも肯定してユニットの曲が良いものになったというのもよかった!
あと3人の話ばっかりしちゃったけど結婚式に憧れる隼人と隼人の結婚式で歌う気満々の四季もかわいかった!
本当に色々すごく素敵なイベントだった!

おわり