オタク長文・ログ

オタクのチラシの裏。書いてる人 わらびもち

アイドルマスター.KR 全話見た感想

面白かった~!!
45分24話なげーな…と思ってたけど続きが気になったので一気に見れてしまった。

10人の女の子がアイドル志望として同じ事務所に所属して、元々練習生として活動していた5人(デビュー組)と後から社長やPにスカウトされてやってきた5人(ルーキー組)に分かれて配信番組の視聴者投票で点数を競う。
全5回のサバイバルを戦い、個人順位の上位5人だけがデビューできるよというのがあらすじ。

韓国ドラマの知識が、大昔に親の横で流し見してた程度の「チャングムの誓い」しか知識が無いんだけど、大袈裟悪役しぐさとそれがすっきり解決するカタルシスが韓国ドラマっぽいなと思った。
というかチャングムがそこが面白かった。
(社長とイェスルさんの台詞にチャングムネタあって喜んだ)
ストレス・課題→解消・上昇の描き方が上手くて見ていて爽快ということです。

主人公(スジ)は、スーパーアイドルだったのに事故死してしまった双子の妹のためにアイドルを目指し始めたんだけど、そこから自分自身の目標を見つけ出していくところが面白かった。

個人的には3話が鬼門だった。
ド素人としてスカウトされてるのにダンスできなかったらめちゃ詰られるし練習生たちと競わされるし理不尽…
今後の成長の布石であることも未熟な若者なのもわかってても、登場人物たちの狭量と意地悪が見ていられん…
だけど4話で最年長のソリさんがこの辺の思ってたことをバシッと言ってくれて溜飲が下がった。
以降はそこまでストレス感じる描写も無くなったから楽しく見れた。
ユキカのストーカーおっさんはもっと厳重に処罰してほしかったな。
最終回、超HAPPY ENDで良かった!
けどジョンジュ声出るようになるのはちょっとやりすぎでは…あと病気の件も結局公表するんかいと思ってしまった。

最後Zeppダイバーシティに来たのおお~となった。
アイマス(日本発コンテンツ)だから最後に日本に来てくれたのは嬉しかった。
参加はしてないけど平日にリアルイベントやってたのは覚えてる。その時の映像なのかな。

→確認したけどこれだ。
http://www.idolmaster-kr.jp/news#9
>「THE IDOLM@STER.KR」1stイベント開催決定!詳細のご案内
「本公演の模様は映像収録され、一部がドラマ本編で使用されます。」
って書いてあるから最終回映像やっぱこれっぽい。

以下よかったところ。
・1人1人に背景や気持ちの描写があって、全員好きになれる。みんな成長する。
序盤みんな未熟すぎていろいろキツイんだけど、後からちゃんと成長する!過程が丁寧!

・関係の成熟
最初、デビュー組とルーキー組でめちゃくちゃ対立してるしグループ内でもギスギスしてたのが最後は家の事情で閉じ込められたハソさんを全員で迎えに行くし、自分たちから「全員で踊ろう」って言いだすし…みんな~!!

・みんなかわいい
アイドル候補生たち、ファッションもそれぞれの個性が出ててかわいい。華やか。それだけでも目が楽しい。
スジはシンプルなパーカーとかシャツとか多くて、元マラソン選手だしあんまり頓着無いのか華美なの好きじゃないのかどっちだろ。
マネージャーのイェスルさんとかボーカルトレーナーのダノ先生もかわいい。マリ君もかわいい。

・ソリさんが好き
上記のとおり4話で好感度爆上がりしたんだけど元々周りを気遣いできる精神が大人なキャラを好きになりがちなので、もうナンバーワンです。
リーダー決めろと言われて入ったばっかのジウォンがソリさん推薦したときはお前わかってんな!!って思ったんだけど、優しいだけじゃリーダーは務まらず…ガキどもに舐められてしまって…
そこからのお父さんの話と年月の話で泣いた。おばさんとか書いたオタク滅ぼすぞ。

・ヨンジュさん
丸くなったね!!!一番精神の成長を感じられた子ではないでしょうか。
初期の尖りまくってて仲間にも頼れずプライド高い態度からの…
「合宿でBBQするから肉を焼くことね」(うろ覚え)って台詞は「泣き所」だと思うんだよねまじで。こんな冗談が言えるようになりましたよみなさん!
顔は一番好きだけど最初きつすぎて苦手だったのが成長して優しくなったのでかなり好きになりました。

・テリ
プレッシャーも摂食障害も離脱もつらかったよぉ~~
顔が好き(2回目)
だけど本人も言ってるけど幸せになるための離脱であり、その後の人生が明るそうで良かった。

公式サイトとか「R.G.P 10名」という書き方をしているけど、テリを含めたら正確には11名だと思うんだけど違うのか。
サイトの写真やらCDもジャケット写真見る限り全部ジウォン。
テリってどういう扱いなんだ…オーディションで決まったアイドル役ではなく女優としての途中離脱役だったってことなのかな。

余談。
・これはアイマスなのかという視点
「韓国で実写ドラマ」と聞いて、それアイマスなの?「アイドルマスター」を冠する意味ある?というのはみんな思うところだと思う。
最後のR.G.PのPVにシルエット使ってるのとか、本家からモチーフ引っ張ってきてるんだろうなってところはあった。
あとみんな団結!みたいな終わり方は王道っちゃ王道だけどアイマスっぽかったかな。

反対にアイマスっぽくないところはやはりカンP。
アイマスってそもそもゲームのプレイヤー=Pだから、Pってアイドルを支えながらも未熟で一緒に成長していくポジションで、ゲーム以外の派生でも大体そういうポジションだったと思う。
けどカンPはすでに実績のある凄腕プロデューサーで、アイドル候補生たちにミッションを与える存在だった。
(他アイマスならミッション設定するのは別の人で、ミッションに一緒に挑む立ち位置にいると思う)
最終話付近ではアイドル達と一緒に世間やスキャンダルと戦っていたので、そこは「一緒に挑む」になってたな。

結局「アイマスらしさとは何か、何をもってアイマスというか」って話だと思うんだけど。
私は界隈で聞く「アイマスらしさ」がよくわからんマンなんだよね。
だから上記の通り最終回はそれっぽくしてるなとは思ったもののそれっぽくないところもあり、全体を通してはKR.に対して、アイマスっぽいともぽくないとも思えず。
単純にドラマ単体として楽しく見れた。

アイマスって何でもありだと思うので(それこそゼノグラシアとか)韓国実写ドラマっていう突飛なものも内包しちゃうことが「アイマスっぽさ」かなと思った。
各コンテンツ単体に魅力があればそれでokなんだろうと思ってる。
(現在私は主に765ASとSideMの人間だけど、アイマスっぽいから好きなのではなくそれぞれのアイドル・事務所が好きでオタクしてるだけなので)

そういう意味ではドラマそのものが面白かった「.KR」はアイマスしてたなぁというのが私個人の結論です。